2020/02/20 08:32
たくさんいただいていた羊纏のご注文、昨日全ての方へ発送完了いたしました。
作業の関係で順番が前後したり、大変お待たせしてしまったお客様もいらっしゃいましたが皆様温かい気持ちでお待ちくださりありがとうございます。
近日中にご到着の方、只今配達員さん達が大切に運んでくれています。
今しばらくお待ちくださいませ。
まだまだたくさんの未踏の地へ配送準備をしながら、この糸がその土地で暮らしていくことを想像すると、わたしがoonの手紡ぎ糸をメインでやっていこうと決めた時の目指す形に近づいているような気がして嬉しく思っています。
有名になり人気な糸屋になりたいのではなく、日本中、世界中の街の片隅でその人の暮らしに溶け込みながら使用してもらいたい。
これはある程度有名にならないと叶わないことかもしれないので一見矛盾しているようですがわたしの中でははっきりと違うものと認識しています。
いつの日かそんなふうになれたら、そう願いながらわたしにやれることはやはり小さな工房でひたむきに羊毛と会話しながら鍛錬していくこと。
外に意識を向けインプットしながら糸へアウトプットしていくこと。
そんな小さな日々の積み重ねで自身も技術も育てていきたいです。
NZですごしていたある朝、揺らいでいた心に手紡ぎでやっていこうと決意できたあの日に願ったoonの歩む道。
気がついたらすこしずつ右往左往しながらも進めていて、出会う人々に手を引かれ差し伸べてもらいながら歩ませてもらえる幸せを感じています。
感謝しかないってこういうこと。
いつかかならず恩返ししたい。

そしてわたしにきっかけをくれた名も知らぬ女性。
いつかまたこの女性に会いにいきたいな。


今月号の料理王国は羊肉の特集。
注目すべきは掲載されている北の羊飼い。
oonの糸「WORKERS」で毎年使用させていただいている羊毛をわけてくださる牧場さんもいくつか載っています。
お肉メインですが羊の種類などもイラスト付きで解説があったり、羊毛のことはなくとも羊飼いの生業であるお肉のこと、すこしでも知れたらと思っています。
羊肉と同じくらい、日本のたくさんの方々に国産羊毛や手紡ぎ糸の存在を知ってもらえたらいいな。
毛糸屋oonにできることはなんだろう。
毛糸屋oon